2025-12-24 2025年に読んだ技術書 (2)
今年(2025年)は、情報技術関連書を平均月1冊読むことを目標としていた。
前半分の感想は、2025-08-02 2025年に読んだ技術書 (1)に書いた。
前半で取り上げたのは、
- 3分間ネットワーク 基礎講座 (改訂新版)
- 犯罪捜査技術を活用したソフトウェア開発手法
- ルールズ・オブ・プログラミング
- ハッカーと画家
- UNIXという考え方
- 良いコード/悪いコードで学ぶ設計入門 (改訂新版)
- エンジニアの育成現場の「失敗」集めてみた。
- LLMのプロンプトエンジニアリング
特に盆以降は色々とあって疲れていたが、これら後4冊読んで何とか目標を達成したので、今日はそちらの感想。
後半は、次の4冊。
- ザ・ダークパターン
- Exercise JavaScript プログラマ脳を鍛える至高の問題集
- 技術広報入門
- TCP技術入問
ザ・ダークパターン
仲野佑希 (翔泳社)
ダークパターンは、今ではディセプティブデザインパターン(deceptive design pattern)とも呼ばれる。 ダークパターンは、主にウェブサイトなどで欺瞞的な方法によって行動を操作しようとするようなデザインの在り方のことを言う。 例については、ダークパターン - Wikipediaなどを見て欲しい。 人を欺くようなことをすべきでなく、欺瞞的なデザイン・UIがユーザからの信頼を失うことに繋がり問題を引き起こすことはもちろんであるが、不適切な消費は市場にも困難を発生させるのではないかという思いがあり、この問題に興味を持っていて手に取った。 この本では、ダークパターンの概要・実例とそういったデザインを作ってしまうことに陥らないようにするための方法が紹介されている。 全くこのような観点を持ったことが無いなら、読んでもらいたいなと思う一冊。
Exercise JavaScript プログラマ脳を鍛える至高の問題集
Franz K. Kelhini、株式会社クイープ(訳) (翔泳社)
考え方の本が続いたので、実装的な本を読もうとしていた時に見つけて読んだ。 概ね知っている内容ではあったが、楽しく読み進めた。こういう問題集は好き。 残念なことに、30問弱しか載っていないので、もう少し問題数が欲しいなという感じだった。 もう少しマニアックな話・実用性の高い話を多めに150問ほど欲しい感じがする。
技術広報入門
中西葵、加藤莉夏、森瑞紀 (C&R研究所)
プログラマの採用が難しい。 自分が何を求めるかということを考えた時に、社内の技術的興味・好奇心が重要な要素の一つであるなと思って、何か考える糸口にならないかと読んだ一冊。 この本も採用戦略の一環としての技術広報≒テックブログの運営について書かれている。 関連する内容の解説・紹介というよりは経験談になっている。 実体験に基づいて書かれているので、実例の本として楽しく読める。 一方で、解説書のつもりで読むと多少肩透かしなので、そのつもりで読んだ方がよい。 この手の話は組織規模に寄るところもあり解説本は難しいのかもしれないね。
TCP技術入問
安永遼真、中山悠、丸田一輝 (技術評論社)
これも実装的な本を読もうと思って読んだ。 私、ネットワークはからっきしで、正直苦手意識がある。 体調の問題もあり、かなりざっと読むことになったのだけれど、この本はとても楽しく読めた。 TCP/IPの概要・輻輳回避と再送制御についての話から始まって、Wiresharkとns-3の使い方なども紹介され、シミュレータの結果を使って個々のTCPの輻輳回避アルゴリズムの紹介がされている。 特に、CUBICとBBRはそれぞれ1章ずつ使って紹介がある。 具体例と概要(概念)説明を両方盛り込んだ作りになっており、初学者向けに良いだろう。 アルゴリズムは日進月歩だけれども、基礎的で重要な内容だと感じる。 手元に置いておいて、この先も読み直したいと思う。
というわけで、何とか12冊読み終えた。 来年はどうなるか分からないが、色々と買いためた本をメインに読めたらと思っている。
それはそうと、明日はDB試験の合格発表日……。